とらやの羊羹
2023年9月11日(月)
ドゥイッ
今日はとらやの羊羹を買いました。
何でもない平日の仕事帰りに百貨店に寄って、買ってきました。
理由は、食べてみたかったからです。
実は土曜日にも百貨店に行っていて、その時も買おうとしていたのですが、いざ店に着くと値段にびびって買えませんでした。
でも家に帰ってじっくり考えてみたら、そこまで無茶苦茶な高額でもなかったなと思い直して、今日、あらためて買いに来ました。小さいのが5個セットになったやつを買いました。1500円くらいでした。何日もかけて食べると考えたら、全然大丈夫な値段です。
とらやの羊羹を買った帰り道は、非常に充実していました。
かっこいい紙袋に入れてもらったので、これみよがしに手にぶら下げて帰りました。鞄に収納することもできましたが、そうしませんでした。「俺のとらやを見てくれ」という気持ちで街を歩き、焼肉ライクにも行きました。まるでブランド物のバッグを持ち歩いているような優越感がありました。ただ、誰も見向きもしていませんでした。
帰り道でコンビニに寄って、普通の羊羹も買いました。食べ比べ用です。
スイカに塩をかけると甘みが引き立つのと同じ理論で、高級な羊羹を食べるときは安い羊羹を一緒に食べると、より高級さを引き立てる効果が期待できます。
家に帰ったら、さっそく食べてみました。
5個あるうち、一番スタンダードな「夜の梅」というのを選びました。
いつも安い羊羹は丸かじりしていますが、今日はちゃんとカットしました。とらやのためなら、包丁を洗う手間も惜しみません。
食べた!
食べました。
最初に普通の羊羹を食べて、それから「夜の梅」を食べました。
比べると、確かに違います。
「夜の梅」は、普通の羊羹と比べて甘さがゆっくり来ます。最初は「あれ?」と思うくらい甘くないです。でも噛んでいると、徐々に甘くなってきます。それでも、普通の羊羹ほどは甘くなりません。上品な甘さというのは、こういうことなんでしょうか。なかなか難しいですね。どっちが美味しいかと聞かれたら、確かに「夜の梅」を選ぶと思います。
食べ比べなかったら「羊羹だな」で終わっていた気がするので、普通の羊羹にも感謝です。舌が肥えるまでは、この手法で高級品を味わっていきたいです。
フォクシ…