続・ラストクレープの夜
前回のあらすじ
今月末に閉店するクレープ屋へ行き、ラストクレープを食べようとしたらすでに売り切れていた。
ドゥイッ
今日もクレープの話をします。
昨日はセール日だったこともあり生憎の品切れでした。
そして今日は、閉店間際ではあるものの、通常営業日です。客は減っているでしょうし、期待できるはずです。
昨日おあずけを食らった分、クレープを食べたい気持ちはかなり高まっています。思い出を胸に刻むためにも、ラストクレープは絶対に手に入れたいところです。
少し早めに会社を出て、ご飯も食べずに直行でお店へ向かいました。
注文するメニューは昨日と同じです。
イチゴティラミスを食べる!
心で唱えながらドアを開き、レジへ突撃しました。
売り切れていました。
ということで、ラストクレープは終わりです。
流石に今日はいけると思っていたので、それだけにショックも大きかったです。
埋め合わせに隣のハンバーガー屋(一緒に閉店する)の列に並ぼうとしたら、そっちももう終わりだと言われて、ダブルでショックでした。「まじ?」と思いながらも、何もできず店を出るしかありませんでした。
どちらもチェーン店なので、同じ味のものは多分どこかで食べられます。しかし、そういうことではありません。あの店でなければ、思い出のラストクレープにはならないのです。
強い喪失感に襲われた私は、どうするべきか考えた結果、インド料理屋へ向かいました。
そこで知らない料理を食べて、ビールを飲みながら、『
765 MILLIONSTARS LIVE 2023 Dreamin’Groove』のアーカイブを見てしばらく過ごしました。
そうすると、ラストクレープの喪失感はいつの間にかどこかに行ってしまい、楽しい気持ちで家路に着くことができました。
嫌なことや忘れてしまいたいことがあった時は、非日常な体験をすると気が紛れます。私は過去にも何度か、この手を使って難を逃れています。今日も助けられました。
これは本当のライフハックなので、ラストクレープを逃すなどの災難にあった際は、ぜひ活用してみてください。
フォクシ…