カオハキ

日記

蓋の重み

去年の初めごろに「ピアノを買った」ということをお伝えしました。

段ボール集積所になっていたのを片付けて、これからがんばるぞ!という内容だったかと思いますが、実はあれからほどなくして、ちょっといいピアノに買い換えました。

 

ちょっといいピアノには、鍵盤を押す強さに応じて音のデカさが変わる機能(タッチレスポンスといいます)がついていて、これがあるのとないのとじゃ大違いだ!という声をどこかで見かけたので、「全然違うのか……」と鵜呑みにして欲しくなってしまったのです。タッチレスポンスがない奴で練習しても本当の演奏力は身に付かないから意味ないよ、という意見もあって、前のピアノで練習する気が一気に失せたのも覚えています。なので、大して上達していないタイミングで速やかに買い換えました。

 

そんなわけで買い換えたピアノを使ってみた感じ、タッチレスポンス機能は楽しいのですが、わざわざ買い換えるほど重要だったのかと聞かれると、それは「わからない」と答えるしかありません。それが何故かは、この画像を見てもらえればわかると思います。

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購入したてのころはちゃんと練習していたと思うのですが、いつの間にか、蓋を開ける機会は少なくなり、閉じられたピアノは物を乗せるのに最適だったので、自然な流れでこうなりました。

購入時、「蓋が付いてるから鍵盤にホコリが積もらなくていいじゃん!」とご機嫌だったのですが、まさかホコリ以外のものがこんなに積もるとは思っておらず、一本取られました。こうなってしまうと、練習する前に「片付ける」という別のハードルが生まれてしまい、ここ数ヶ月は仕事が忙しかったのもあって完全な放置状態になってしまいました。

 「またか」と言われそうだし、もうダサいとかそういう次元じゃないのも自覚していたので、今日までここに書けませんでしたが、公開して自分を追い込まないと蓋の重みはどんどん増していく一方だと焦り始めたので書くことにしました。 なので、今日、今から片付けます。とりあえず、今日は片付けるところまでで済ませておきますが、蓋が開けられるようにさえなれば、あとはこっちのものです。これから上達して、タッチレスポンスの重要性にも気づいていきたいと思います。

逗子総合の倉石について

今日は、逗子総合の倉石について書きます。

 

はじめに

いきなり「逗子総合の倉石」と固有名詞を出されても分からない人は多いと思うので少し説明すると、逗子総合の倉石は僕の好きな女子バドミントン漫画『はねバド!』に登場するキャラクターの一人です。そして、僕のお気に入りのキャラクターでもあります。定期的にコミックスで登場シーンを読み返して、読み終わったら「はねバド 倉石」で検索して感想を漁るくらい気に入っています。でも、倉石の感想はあまり多く出てこなくて、フラストレーションが溜まってきたので、自分で書くことにしたのです。

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逗子総合の倉石

倉石は、物語の舞台である神奈川県の強豪校『私立逗子総合高等学校』でバドミントン部の監督をしている男です。上の画像をみてもらえばわかる通り、おっさんで、しかも嫌なおっさんです。この画像で倉石に好感をもつ人は多分いないと思うので、この人の何が良いのかを、順番に書いていきます。

 

最初の倉石

倉石はコミックス5巻の県大会準決勝で、主要キャラである荒垣なぎさの対戦相手(の監督)として初登場するのですが、この頃の倉石は、とにかく嫌なやつです。

エースの石澤に対して口うるさく指導し、相手選手の嫌がる戦術をニヤニヤしながら説明し、さらには相手のヒザが故障することをわかった上で走らせるように指示を出したりと、勝つためには手段を択ばない、陰湿で卑劣な人物として描かれています。強豪校の監督だけあって能力はすごく高いようですが、そんなことはどうでもよくなるくらい最悪です。実際、石澤にはかなり鬱陶しがられており、試合をみている観客にまで「あの監督ウザそう」と言われています。

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最悪な倉石

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左右に走らせようとする倉石

 

試合後の倉石

そんな倉石ですが、この県大会の準決勝を経て大きく変化します。

これは画像を見てもらうのが早いので、見てください。

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試合後の倉石

たった一試合観ただけで、こうなります。

石澤となぎさの試合を観て自らの行いを反省した倉石は、これ以降、別人のように選手を尊重する指導者となり、石澤とは良好な関係を築きます。本当に別人みたいになるので、「誰なんだ」という気持ちも正直あるのですが、でも、やっぱりムカつく奴が良い奴になるのは良いことなので大歓迎です。良くなった倉石は、その後もちょこちょこと出番があり、解説役などでも活躍します。コミックス10巻では、選手を信じるようになった倉石とそれに応えようとする石澤の関係が描かれていて、めっちゃ良いので読んでほしいです。

 

倉石の魅力

倉石の魅力は、一言でいうと「成長」です。

選手たちが試合を通して精神的に成長する姿は、この手の部活ものでは醍醐味のひとつですが、倉石は監督という立場でありながら、選手たちを差し置いて誰よりも短期間に大きな成長を遂げます。ページ数で言うと5ページです。直前まで怒鳴りすぎて息を切らしていた倉石は、その後のたった5ページで、自らの過ちを認めて、試合終了時には名監督の笑みを浮かべるようになります。中年男性が10代の女の子よりも成長するんですから、それは魅力があるのも頷けます。おっさんの成長物語にページ数は割けないから結果的にそうなっただけかもしれませんが、それでもこのスピード感は気持ちが良いです。

 

「急成長する嫌なおっさん」というファンタジー

普通、嫌なおっさんというのは成長しないものです。成長できるような人間なら、10代か20代辺りで成長して嫌じゃなくなるはずですから。実際、僕が今までに出会った嫌なおっさんたちは全員、嫌なおっさんのまま年を重ねるか、更に嫌なおっさんにレベルアップするかのどちらかでした。現実世界で嫌なおっさんが良いおっさんにクラスチェンジするのは、かなり稀なケースなのではないかと思います。

でも、やっぱり僕としては嫌なおっさんにはいなくなってほしいので、「成長してくれ!」と願うことも少なくないです。そして、そんな僕の願いを漫画の中だけとはいえ叶えてくれる存在が、倉石なのです。倉石の成長する姿は、おっさんが成長しない現実に疲れた僕の心を、確かに癒してくれました。倉石はファンタジーな存在で、リアリティに欠けるキャラクターとも言えるのですが、だからこそ、現実では起こりえない奇跡を見せてくれたのです。僕はそういうキャラクターが好きだということをはねバド!で気付かされたので、これからは嫌なおっさんが急成長する漫画をいっぱい読んでいきたいです。

 

はねバド!は面白いから読んでほしい

倉石を抜きにしても、はねバドは面白いので、たくさんの人に読んでほしいです。試合は迫力満点で熱いうえに、戦術や心理戦が細かく描かれているので読みごたえがあります。もちろん、倉石だけではなく選手たちの成長もしっかり描かれています。これで女の子もかわいいわけですから、もう言うことなしです。夏にはアニメ化もするらしいので、そっちも楽しみです。

キショいアロマ

昨日の日記で、「部屋をいい女の匂いにしてみたい」ということを、僕は書きました。

 

そして今日、実際にアロマオイルを求めて専門店に足を運んだり、「いい女 アロマ」で検索してみたりしたのですが、リサーチしていると、だんだん自分の行動のキショさに気付いてきて、悲しくなってしまいました。同じようなことを考えている人がすでに書いた記事を読んで「うわ~」と思ったのですが、その「うわ~」は自分自身に対する感情だったのです。アロマディフューザーというおしゃれなアイテムを買っても、自分はキショい使い方しかできない人間なのか、と少しへこみました。

というわけで、そういうアロマオイルはまあ探すのですが、ここに書くのは恥ずかしいことだとわかったので書かないことにします。

 

ちなみに、専門店には行ってみたのですが、男が一人で突撃するのはかなり勇気がいる感じの場所だったので、遠巻きに眺めることしかできませんでした。あそこに入って「いい女の匂いがするアロマください」と言えるのは、相当な精神力が備えていて、気が狂っている人だけだと感じました。

アロマオイル

アロマオイルを買いました。

 

このあいだ買った加湿器が実はアロマディフューザーとしても使えるものだということを、僕は購入時点で知っていて、目をつけていたのです。普通に加湿する機能についてはもう検証が済んだので、次はアロマの可能性を感じてみることにしました。

 

早速結果を書きますが、なかなか良いです。吹き出てくる霧がラベンダーの香りを纏ってまき散らされるので、すぐに部屋全体がラベンダーになります。ラベンダーの香りはいい香りなので、部屋がラベンダーになった時、これは正解を引いたと思いました。効果は、使い始めの数分と、次の日に仕事から帰ってきた時が一番実感できます。玄関に入った瞬間からもう匂いが違っていて驚きました。しばらくしたら鼻が慣れるので何も感じなくなりますが、これは仕方がないことなのでOKです。

 

今回はラベンダーのアロマオイルを買ったのでラベンダーの香りになりましたが、当然、他のやつを買えば他の匂いにできます。これまで、無臭こそが絶対の正解だと信じて生きてきた僕ですが、『部屋の匂いを変える』という行為を初めてして、大きな可能性を感じています。

今のところ「良い」という以外の効能はわかっていませんが、多分リラックス効果とかそういうのがあると思うので、そっちも期待しつつ他のアロマも試してみたいと思います。今は、部屋をいい女の匂いにしてみたいので、そういうやつがないか探しています。

ヘッドライト

2週間くらい前にバイクのヘッドライトが点かなくなってしまったので、自分で交換することにしました。

 

Amazonで適当なワードをいれて検索したら交換用のライトが出てきたので、とりあえずすぐに注文して、あとは何も調べずに部品の到着を待ちました。ライトの交換くらい誰でも簡単にできるはずなので、トイレの電球を替えるくらいの心構えでOKだと思っていました。

 

数日後、交換部品が到着したので、まずは切れたライトを取り外すことにしたのですが、何も調べずに雰囲気だけで作業し始めたので、すぐにわけが分からなくなりました。冬の駐輪場で、外さなくていいパーツを無理やり分解しようとしながら「これでいいのか?」とずっと疑問形でした。20分以上格闘してから、流石にこれでよくないことには気づいたので、汚れ切った手でスマートフォンを操作して、正しい情報を得ました。その時点で、購入したライトと実際に取りついているライトが全く別物であることにも気づきました。

 

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左が買ったやつ、右が本当のやつです。 

 

気付いたのですが、でも僕は僕なので、全然形が違うライトをどうやって取り付けるのか一生懸命考えました。買い物の段階で間違えていたとは露ほども思わず、寒空の下10分ほど頑張りました。そして様々な可能性を吟味した結果、どうやっても付けられないという結論を導きだした僕は、意気消沈してその日の作業を終えました。注文しなおす時にちゃんと調べてみたところ、同じバイクでも年代が違うとライトの形も変わるようで、そういう罠にはまっていたみたいです。

 

で、先週末に正解のライトが届いたので、今度こそ無事に交換を終えることができました。作業工程を全部知っていたら、そんなに難しくない内容でした。でもこっちはトイレの電球の気分でやっていたので、もっと簡単であってほしかったです。

加湿

一週間くらい前に、加湿器が届きました。これです。

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届いてから毎日使っているのですが、水を入れてスイッチを押すと、上の穴から霧みたいなものが吹き出てくるので結構いい感じです。なかなか加湿してる感じを出してきてくれます。

しかもLEDが内蔵されていて、いろんな色で光らせられるのでそれもグーです。何の意味があるのだろうかと少し考えてしまいましたが、そういうことではないのだとすぐに気付きました。光るのは良い。だから光る。それが全てです。

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光ってる時の写真です。最高ですね。

 

肝心の湿度は10%ちょっとくらい上がりましたが、違いは一切分かりませんでした。理想的な湿度は40%とどこかに書いてあった気がするので、10%程度上がっても足りていないのかもしれません。

でももう一個買うのは正直嫌なので、この辺りで満足しておこうと思います。なにしろ光るので、それで湿度20%分くらいの価値があると思います。

乾燥

1,2か月前に、「この季節は乾燥するから大変だ」という話をラジオで聞きました。でも、僕はいままで乾燥というものについて興味をもったことがなかったので、「ふーん」と思って、聞き流してそのまま忘れて生活を続けていました。

 

で、さっき、ふいにその話を思い出して、「ちょっと乾燥を気にしてみるか」と部屋にあった温度計の湿度表示を確認したら、10%になっていたので、流石にこれは低いのだろうと危機感を覚えました。危機感を覚えてからの僕の行動は早いので、すぐにAmazonで適当な加湿器を注文しました。3000円くらいのおしゃれな奴です。

 

乾燥が僕の生活にどんな悪影響を及ぼしているのかは今もよく分かっていませんが、なんか良くないということは間違いなさそうなので、加湿したらなんか良くなるということもまた間違いなさそうです。なるべく良くなったのを実感できるように、今のうちに10%の感覚を肌に刻んでおこうと思います。