カオハキ

日記

研鑽の日々

また足音の話をします。すみません。

 

 

前回は、後輩社員の足音が小さすぎるから、それを直させるために「人の振り見て我が振り直せ」の精神で僕も足音を立てずに歩いて彼の周りをうろちょろする、という作戦を立てました。

 

それでしばらく無音歩きを究めようと研鑽を積んでいたのですが、やはり今の段階では付け焼刃に過ぎず、次元が違うなと思い知らされる日々です。

なんでそんなに音が鳴らないのかと不思議に思って観察しているのですが、正直に言ってまだ何も掴めていません。社内にある椅子は割と年季が入っているので、立ち上がる時なんかは普通ガタついたり軋んだりの音が鳴るものですが、それも無いので、一体何を操っているのか本当に疑問でなりません。

なので僕は自己流で音を消して歩くわけですが、どうにも差が縮まる気がしません。

 

それに加えて、彼はディフェンスも非常に優秀なので、そういう面でも苦労しています。

住んでいる世界が違うのかと思うほど物音に敏感で、僕が渾身の隠密歩きを披露しても、3mほどまで近づいたら絶対に振り返ってきます。近くで無駄に回転数の多いファンを回して妨害しているのですが、それでも振り返ります。音ではなく気配を察知しているのかもしれません。

僕の方はディフェンスもガバガバなので、今日も休憩中にスマートフォンを触っていたら忍び寄られてしまいました。油断して「薫風*1 マッサージ」で検索している姿を見られたかもしれず、悔しいです。

 

僕の作戦が効いている可能性もゼロではないので、しばらくは今のまま続けますが、いよいよ効果が感じられなくなってきたら、当初予定していた通り僕の頭がおかしかったという結論で終わりにしようと思っています。

*1:火ノ丸相撲に登場する力士。マッサージが得意。