カオハキ

日記

隠密ふたり

前回の日記で「去年入社した後輩の足音が小さすぎて困っている」ということを書きましたが、あれ以来、今まで以上に彼の足音の無さが気になって仕方がないです。日記に書いたことで意識が鮮明になってしまったのかもしれません。

となりで仕事をしてる時とか、こっちが集中しているのをいいことに、いつの間にか立ち上がってサッと背後をすり抜けてきたりするので、その度に「音~~~~~!」と思ってしまいます。別に後ろを通っただけで何も悪いことはしていないのですが、気になるんです。

 

いよいよ気になりすぎるので、何とか改善できないか考えています。

「直接言えよ」という話ではあるのですが、真面目に考えると静かすぎることを指摘するのって本当に正しいことなのか疑問ですし、そんな指摘をしている人は見たことがありません。

僕の感覚がいかれている可能性も否定できないので、下手に指摘したら「無茶苦茶な難癖をつけてくる頭のおかしい老害」というレッテルを貼られかねません。パワハラ認定もあり得ます。そこまでいかなくても、「何だこいつは」くらいは絶対に思われるので、できればストレートに言うのは避けたいところです。

分かりやすい対策として、靴底に金属板を貼り付けてガシャガシャ音が鳴るようにしようかとも思ったのですが、絶対すぐばれるし、嫌がらせだと誤解されそうなので止めておきました。同じような感じで、「床に何かを撒く」とか「足を怪我してもらう」とかも考えたのですが、普通に無理なのですぐに諦めました。

 

それで色々考えた結果、僕も無音で歩くことにしました。

「人の振り見て我が振り直せ」ということわざがあります。僕が無音で彼の周りをうろちょろするようになったら、彼も鬱陶しく思って、そこから自分の過ちに気付くのではないかと考えたのです。

もし何も思わなかったら、その時は僕の頭がおかしかったということで、素直に隠密歩きを受け入れていこうと思います。

 

そういうわけで、今は音を立てずに歩く練習を積んでいるところです。意識してやると結構音を消せることが分かってきたので、これから背後の取り合いに精を出していく所存です。結果的に隠密は二人に増えましたが、これから頑張ってゼロにしていきます。