タピオカミルクティー殺し
今日は用事で出かけた帰りにタピオカミルクティーを飲みました。
タピオカミルクティーって最近異様に流行っていて、専門店では行列ができているのですが、僕はコンビニのやつしか飲んだことがなくて「そこそこうまい」くらいの印象でした。なので、みんなが行列を作ってまで欲しがるタピオカミルクティーはきっと別次元のうまさなんだろうな、と密かな憧れを抱いていました。
そんな中で、今日はたまたま専門店の近くに行く機会があったので、ちょうどいいなということで飲んでみることにしたのです。せっかくなので、タピオカ増量で頼んでみました。
飲んでみた感想ですが、正直に言って味はミルクティーでした。甘さ控えめで美味しいけど、完全に知ってる味だったので衝撃は特になかったです。
でも、タピオカはコンビニのやつと全然違いました。
専門店のタピオカ(生タピオカというらしいです)はコンビニのと比べてかなりもちもちしており、噛み応えがありました。コンビニのはこんにゃくみたいな食感なので、本当に同じ食べ物なのか疑いたくなるくらい違いました。あまりに違いすぎたのでどっちが良いとも言い辛いのですが、違いを楽しめましたし、タピオカの食感は面白かったです。
タピオカミルクティーは一杯500円くらいしたので、一粒一粒ねちねちと噛みしめながら楽しんでいたのですが、ずっと食べていると一つの気付きを得ることができました。
それは、生タピオカの食感はうどんによく似ているということです。
タピオカはコシの強いうどんをボール状にしたものです。と言われたら信じるくらい、うどんっぽい食感でした。コンビニのタピオカと同じものだと言われるより、そっちのほうが説得力があります。
行列に並んで生タピオカを味わった人は、全員同じことを思ったのではないでしょうか。
タピオカとうどんは似ている。それはつまり、タピオカミルクティーはうどんミルクティーで代用できるということを意味します。
うどんはタピオカと比べて遥かに入手しやすいので、うどんミルクティーという発想が広まれば、家庭で気軽に生タピオカのミルクティーを再現できるようになります。そうなれば、今行列を作っているタピオカ専門店は壊滅的なダメージを受けることになるでしょう。
更にうどんならタピオカと違ってストローを使わないので、ホットで楽しむこともできます。冬になれば更に猛威を振るい、日本のタピオカミルクティーは全て駆逐されてしまうかもしれません。
確かな商機を感じました。うどんミルクティーはタピオカミルクティーにとって代わる存在、『タピオカミルクティー殺し』になる。そして僕が伝道師となって専用のミルクティーとかを売り出していけば、莫大な利益を得ることができる。今行列を作っているタピオカミルクティー狂い達は、1年後にはみんなうどんを啜るようになる。
そういう妄想を帰りの電車の中でしていたら、気持ちはどんどん高まっていきました。食べて確かめてみたい!と強く思いました。
というわけで、帰って早速作りました。タピオカミルクティー殺しです。
全然美味しくなかったです。